SRETSurface Reforming Technology
基材の表面組織にMicro-Dimpleを形成して、付着・流動・ガス・摩耗などの問題を改善する『表面改質技術』です。
表面処理(コーティング)との大きな違いは、下記の2点となります。
- ① 剥離しないので、混入の心配がない。
- ② 満足な結果が得られるまで、Dimpleの形状を調整して改善できる。
主な効果
- 改質改善効果
- 流動性向上・摺動性向上
離型性向上・耐久性向上
主な改質可能素材
- 改質可能な材質
- 金属・樹脂・セラミック・ガラス etc
主な用途
- 金属部品
- 金型・機械・食品・医療 etc
- 可塑化部品
- スクリュー・ノズル・三点セット etc
表面改質イメージ
ゲート切れ
樹脂 | LCP |
---|---|
問題 | ゲートカスが成形品に混入する |
対策 | ゲート部 SRET ⇒ 強度UP |
改善 | ゲート切れを向上しカスを無くす |
効果 | 不良品ゼロ ⇒ 検査時間短縮 |
- < 改質前 >
- 検査 全数検査
不良品 4ヶ / 5,000ヶ
- < 改質後 >
- 検査 抜き取り検査
不良品 0ヶ / 4,400,000ヶ
※ 記録更新中 !
Special-Dimple
樹脂 : PP ( Poly Propylene )
PPは接着性が非常に強く、スクリュー等に付着します。
通常はカッター等で削ぎ落しますが
" SRET " 後には簡単に樹脂を取り除く事が出来ます。
樹脂付着の改善
樹脂: PBT ( 330EP : GF30 )
1ヶ月連続成形加工
↓
クリーニング( パージ )
1ヶ月連続成形加工
↓
1週間停止( 放置 )
↓
2週間連続成形加工
↓
クリーニング( パージ )